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2017/11/14
平成29年度 日本水産工学会秋季シンポジウム(12月9日)「藻場干潟ビジョンの策定の現状と技術的課題」
平成29年日本水産工学会秋季シンポジウムを下記要領で開催することになりましたので,ご参加下さいますようご案内申しあげます。
題 目:「藻場干潟ビジョンの策定の現状と技術的課題」
企画者:伊藤 靖,綿貫 啓
場 所:東京海洋大学 楽水会館
〒108-8477 東京都港区港南4-5-7
JR品川駅港南口(東口)から徒歩約10分
https://www.kaiyodai.ac.jp/overview/announcement/access/shinagawa.html
日 時:平成29年12月9日(土)13:00~17:30
参加費:1,000円(当日会場にて受付。事前申込不要)
シンポジウムのポスター(PDF型式)
開催趣旨 世界的な水産物需要の増加,地球温暖化に伴う気候変動,自然災害の激甚化,本格的な人口減少社会の到来などわが国の水産業をとりまく情勢は大きく変化している。このような情勢の中,平成29年度から水産庁は長期計画として,1)水産業の競争力強化と輸出促進,2)豊かな生態系の創造と海域の生産力向上,3)大規模自然災害に備えた対応力強化,4)漁港ストックの最大限の活用と漁村の賑わいの創出の重点課題を打ち出した。 どの課題も水産工学会で取り組むべき内容である。そのなかから,今回は豊かな生態系の創造と海域の生産力向上に注目した。成果目標としては8万トンの水産物の増産とし,藻場,干潟,サンゴ礁の面的な整備の重要性が指摘されており,先進県では平成28年度より藻場干潟ビジョンの策定に着手した。整備目標としては5年間でおおむね75海域,7,000haの藻場・干潟を造成する計画である。藻場干潟ビジョンは実効性のある効率的な藻場・干潟の保全・創造を推進するため,①的確な衰退要因の把握,②ハード・ソフトが一体となった広域的対策の実施,③新たな知見の積極的導入,④対策の実施のための体制づくり等を重視して広域的対策をとることになっている。 当シンポジウムでは,まず,藻場干潟ビジョンを策定することに至った経緯やその目標,留意事項について,委員会での議論を総括していただき,水産庁の取り組み方針について説明をしていただく。次に,先進的に藻場干潟ビジョンを策定した自治体から,その狙いや計画案あるいは実施にあたっての課題を紹介していただく。その後,総合討論では,効率的に藻場・干潟の保全・創造を推進するための技術的課題について議論を行うこととする。
プログラム
13:00 開会挨拶
大竹 臣哉(日本水産工学会会長)
13:05 企画趣旨説明
伊藤 靖(漁村総研)
第 1 部
13:10 藻場・干潟の望ましい保全のあり方
松田 治(広島大学名誉教授)
13:50 藻場干潟ビジョンの策定について
朝倉邦友(水産庁漁港漁場整備部)
第 2 部
14:30 北海道の藻場干潟ビジョンの紹介と技術的課題
松永 靖(北海道水産林務部水産局)
15:00 青森県における藻場干潟ビジョンの策定に向けた取り組みと漁場整備のあり方
藤川義一(青森県農林水産部水産局)
15:30 福岡県における藻場干潟ビジョンの考え方
篠原直哉(福岡県農林水産部水産局)
16:00 長崎県藻場回復ビジョンの概要と技術的課題
浦賢二郎(長崎県水産部漁港漁場課)
16:30-16:40 休憩
16:40 総合討論【藻場干潟ビジョンの策定に関する技術的課題】
座長:伊藤 靖(水産大学校)
17:25 閉会挨拶
酒井久治(日本水産工学会企画担当理事)
17:30 閉会
【問い合わせ先】
秋季シンポジウムに関する問合先は下記の通りです。
一般財団法人 漁港漁場漁村総合研究所 伊藤 靖 tel.03-5833-3224 fax.03-5833-3226 E-mail:y_ito@jific.or.jp (※@を半角に修正して下さい)
シンポジウムのポスター(PDF型式)
カテゴリ:日本水産工学会の行事
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