2017/06/14

平成29年度日本水産工学会春季シンポジウム概要報告

 平成29年度日本水産工学会春季シンポジウム「漁業・養殖業における計数・計量技術の現状と課題」が5月29日(月)に水産研究・教育機構水産大学校(下関市)で開催されました。大学,研究機関,水産養殖企業、計測器メーカー,調査会社など65名のご参加を賜りました。シンポジウムの企画から運営等すべて水産大学校が中心となって実施していただきました。
 講演は,現状の確認、最新の計数・計量技術の知見、将来展望、総合討論といった構成で組み立てられ,定置網では入網した魚群量や魚種及び体長に関する情報の取得,また養殖業においては生簀内の魚の正確な尾数及び体長に関するモニタリング技術が議論の中心となりました。さらに,人工魚礁に蝟集する魚類の魚群量計測への応用についても議論がなされました。総合討論では,各研究者が協力し合えば,さらに高度な計測ができる可能性が示唆され,本シンポジウムの開催を契機に,さらなる計測技術が発展するものと期待されます。
 講演者の方々とご参加いただきました皆様には,活発なご議論を含めて深く感謝いたします。これら講演の内容につきましては,会誌に掲載して会員の皆様にお知らせする予定です。

綿貫 啓(日本水産工学会 企画担当理事)



春季シンポジウム会場の様子

登壇者の方々


大竹会長より開会挨拶

濱野理事より企画趣旨説明

飯田浩二氏(北海道大学名誉教授)による基調講演

和田雅昭氏(はこだて未来大学)

越智洋介氏(水産機構水工研)

赤松友成氏(水産機構中水研)

高木力氏(北海道大学)

濱野明氏(水産機構水大校名誉教授)


パネルディスカッションの様子

カテゴリ:日本水産工学会の行事