2016/08/10

平成28年度 日本水産工学会秋季シンポジウム「ドローンを用いた水産工学研究の可能性を探る」

※ 野波先生は都合によりご欠席となりました。プログラムを一部修正しました。(09/14)

 平成28年日本水産工学会秋季シンポジウムを下記要領で開催することになりましたので,ご参加下さいますようご案内申しあげます。

題 目:「ドローンを用いた水産工学研究の可能性を探る」

企画者:桑原 久実(水研機構・本部),綿貫 啓(アルファ水工コンサルタンツ)

場 所:東京海洋大学品川キャンパス 楽水会館
     〒108-8477 東京都港区港南4-5-7
     JR品川駅港南口(東口)から徒歩約10分
     https://www.kaiyodai.ac.jp/overview/announcement/access/shinagawa.html

日 時:平成28年9月17日(土)10:30~17:50

参加費:1000円

申 込:参加申込書に必要事項を記入の上,参加申込書に記載の宛先へFAXにてお申し込み下さい。
     (申込〆切:平成28年9月9日(金)

企画趣旨
 ドローンは,パイロットが搭乗せずに,コンピュータによる制御で操縦する無人航空機で,いろいろな分野で活用事例が報告されている。たとえば,搭載したカメラで撮影した写真や動画を用いた測量,施工管理,既存施設の保守点検,災害現場の調査など,また,荷物を搭載し,農薬散布,宅配などにも利用されるようになっている。さらに,レーザースキャナー,マルチスペクトルを搭載したドローンも開発されており,これまでは費用や時間がかかり不可能だったことが,高い精度で可能となりつつある。一方,水産分野での利用は,対象物が水面下にあること,離発着の場所が少ないこと,波や濁りの影響で良好な撮影が限られることなどから,陸上での取り組みに比べて進展は少ない。しかしながら,広域で詳細なデータを取得することは,漁場環境の保全や修復を行うにあたって極めて重要である。また,海域は陸域よりも厳しい環境下にあることから,潜水や用船による調査に代わって,ドローンを積極的に利用したいと考える。
 以上のことから,本シンポジウムは,まず,先進する陸上でのドローンを用いた調査・研究の事例を報告いただき,次に,水産分野から取り組み事例を報告していただく。その後,総合討論では,水産分野での利用を進めるために,陸域で利用されている技術を,どのように改良し導入すればよいのか,またどのような技術開発が必要なのか,議論を行う。

プログラム

 10:30-10:35 開会挨拶

大竹 臣哉(日本水産工学会 会長)

 10:35-10:40 趣旨説明

桑原 久実(水研機構・本部)

 10:40-11:00 実演会場へ移動

(実演会)

 11:00-12:00 ドローンを用いた空撮の実演

橋本 康延(水域ネットワーク)

 12:00-13:35 昼食

  ※当日,大学内では昼食を提供できる生協食堂は閉店しています。

(基調講演)

 13:00-13:35 ドローンを用いた研究動向、業界の動き(仮題

野波 健蔵(千葉大学 特別教授)

(農業や土木の現場から)

座長 桑原 久実(水研機構・本部)

 13:35-14:05 環境把握へのUAV活用と衛星リモセン沿岸環境マッピングへの融合可能性

上村 治睦(リモート・センシング技術センター)

 14:05-14:25 ドローンを有効活用した3次元海浜変形モデルの構築

日野 幹雄(テクノシステム)

 14:25-14:45 UAVによるダム堤体と水中部の3次 元計測技術

北野 和徳(パシフィックコンサルタンツ)

 14:45-15:05 一次産業におけるドローン活用の取り組み

吉田 智(トータルフィット)

 15:05-15:25 小型固定翼型UAV製品および事例紹介

藤田 義人(ジオサーフ)

 15:25-15:40 休憩

(農業や土木の現場から)

座長 綿貫 啓(アルファ水工コンサルタンツ)

 15:40-16:00 市販ドローンを活用した瀬戸内海の藻場・干潟空撮モニタリング

手塚 尚明(水研機構・瀬戸内水研)

 16:00-16:20 ドローンを用いたカワウ被害対策

坪井 潤一(水研機構・中央水研)

 16:20-16:40 ドローンを用いた広域藻場調査による北海道美国・古平地先におけるウニ密度管理適地選定手法の検証

森口 朗彦(水研機構・水工研)

 16:40-17:00 漁港施設の維持管理におけるUAVの活用事例

佐野 朝昭(アルファ水工コンサルタンツ)

(総合討論)

座長 桑原 久実(水研機構・本部)

協力 水域ネットワーク

 17:00-17:45

   (1)実演会で撮影された画像                         
   (2)ドローン導入にあたっての留意点     
   (3)ドローンを用いた調査研究、こんなことをやってみたい。

17:45-17:50 閉会挨拶

酒井 久治(日本水産工学会 企画理事)

【ダウンロード】

 プログラム(PDF型式)
 参加申込書(MS-WordF型式)
 ポスター(PDF型式)

【問い合わせ先】

    国立研究開発法人 水産研究・教育機構 研究推進部  桑原 久実

    Mail kwhr@affrc.go.jp(@を半角に変えて下さい)

    TEL 045-227-2679   FAX 045-227-2704

カテゴリ:日本水産工学会の行事