2011/10/12

日本水産工学会秋季シンポジウム 東日本大震災からの漁港、漁場、漁村の復興に向けて

 

[講演要旨集(PDF/16.6MB)]

日時:11月5日(土)10:00-17:45   
場所:東京海洋大学品川キャンパス白鷹館

 

趣旨

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災は、東日本の太平洋沿岸地域において甚大な被害をもたらした。特に岩手、宮城、福島の3県の多くの漁港においては、防波堤、岸壁から陸上の荷捌き施設、市場、水産加工施設、そして地域住民の住居等生活空間に至るまで壊滅状態となり、従来の災害復旧、復興とは大きく異なる手法での地域再生が必要となっている。今回の被災地は何れも我が国水産業にとって非常に重要な役割を担う地域であり、復興を検討するに当たっては、より先進的な食料供給基地として水産業の未来を切り拓く視点も重要である。
 本シンポジウムは、大震災の発生から半年を経過した時点における施設被害の調査研究と考察から新たな水産基地づくりといった計画面まで幅広い課題について、水産工学分野から議論を深め、今後の効果的・効率的な復旧復興の推進へ繋げることを目的に開催するものである。
 
 10:00-10:05 開会挨拶              日本水産工学会会長理事 武田誠一
 10:05-10:10 趣旨説明              日本水産工学会     明田定満
 
(30分講演、10分質疑)
 
1.漁業地域の復興の現状と課題
 10:10-10:50 (1)東日本大震災による水産関係の被害状況とその対応について
                          水産庁 三上信雄
 10:50-11:30 (2)漁業地域の復旧・復興に向けた必要な視点
                          漁港漁場漁村技術研究所 中村 隆
 11:30-12:10 (3)復旧・復興の効率的な施工に向けた提案
                               全日本漁港建設協会 長野 章
 12:00-12:20 意見交換
 12:30-13:30 休憩(昼食)
 
2.地震・津波に強い漁港、漁村、漁場づくりへの提案
 13:30-14:10 (4)地域再生に向けた取り組み事例について
                          岩手県 藤原庄一郎
 14:10-14:50 (5)宮城県沿岸の漁業地域の復興の現状と課題(仮題)
                          宮城県 遠藤 学
 14:50-15:30 (6)漁船と造船所の被害及び再建に向けた取り組み
                          海洋水産システム協会 藤田純一
 15:30-15:40 休憩
 15:40-16:30 (7)地震・津波災害に強い施設つくりへの技術的な提案(仮題)
                          水産工学研究所 中山哲嚴
 16:30-17:10 (8)漁場の再生に向けた技術的な提案(仮題)   
                          東北区水産研究所 桒田 博
 17:10-17:40 意見交換
 17:40-17:45 閉会挨拶              日本水産工学会 山根 猛

カテゴリ:会告・ニュースレター-日本水産工学会の行事