2023/09/20

水産工学の現場から(2023/09/20)

 

 

「水産工学の現場から」では,学会員の皆様の研究活動の様子などを写真で紹介します。

 

 発電所取水口への海藻流入の予防には,生育状況と海洋環境の関係の把握が重要です。そこで,渤海沿岸の発電所周辺域で坪刈り調査を行い,水温が10 – 15℃となる5 – 6月に緑藻・褐藻類のバイオマスが急増し,20℃以上となる7月以降に減少することを明らかにしました。(北海道大学・賈川)

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 東シナ海の陸棚斜面域において東京海洋大学練習船海鷹丸によるズボン式コッドエンド(左,9mm目合モジ網;右,規制目合である呼称目合60mm)を持つトロールを曳網し,二つのコッドエンド漁獲物体長組成を比較することで規制目合によるニギス,スミクイウオ,ワキヤハタ,ユメカサゴに対する網目選択性を求めました。(東京海洋大学・東海正)

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