2021/10/20

2021年度 日本水産工学会秋季シンポジウム「海洋プラスチック問題と漁業における対策」(12/4 オンライン Cisco Webex Events)

 

 

※10/29 CPD認定に関する説明(本文,ポスター)を更新しました。

※12/03 申込〆切を延長しました。

 

 

日本水産工学会会員の皆様

 

 

日本水産工学会
会長 木村 暢夫

 

 

 2021年度 日本水産工学会秋季シンポジウム「海洋プラスチック問題と漁業における対策」をオンライン(Cisco Webex Events)にて開催することになりましたので,ご参加下さいますようご案内申しあげます。

 参加希望の方は,下記の申込サイトで必要事項(氏名,メールアドレス,会社(ご所属),お住いの都道府県)を記入し,【11月27日(土) → 12月3日(金)締め切り】までに参加をご登録ください。

 

参加申込はこちら
(外部サイトにリンクします)

 

※ 参加をご登録いただきますと,Cisco Webexより登録完了メール(自動送信)が届き,そこに当日のシンポジウムのURLが記載されておりますので,シンポジウム当日はそちらからご参加ください。

 

 

 

 

題 目:「海洋プラスチック問題と漁業における対策」

 

日 時:2021年12月4日(土)10:00~17:00

 

場 所:事前登録者によるオンライン方式(Cisco WeBex Events)

 

コンビーナー:東海 正(東京海洋大学)

櫻井 希実(環境省水・大気環境局水環境課海洋プラスチック汚染対策室)

山本 隆久(水産庁企画課)

熊澤 泰生(ニチモウ株式会社)

 

参加費:無料(事前登録制)

 

申込〆切:2021年11月27日(土) → 2021年12月3日(金)

 

開催趣旨:
 海洋中に流入したプラスチックごみ(以後,海洋プラごみ)による汚染が世界的な問題となっている。海洋プラごみは,生態系への影響のみならず漁業活動の障害にもなるものの,沿岸漂着ごみの中には漁具などのプラスチックごみも多数認められ,まず海岸,沿岸,沖合海域において漁業に関連した海洋プラごみの実態を理解する必要がある。漁業に関連したプラスチックが海に流入しないようにするためには,漁業が自らの適切な管理,特に漁業系廃棄物の適切な処理が求められる。一方,漁業活動の中で海洋プラごみを回収できる可能性もあり,漁業者による海岸清掃活動や漁獲対象生物の生息場の保全のための海底ごみの回収など,地方自治体が漁業と連携した独自の取り組みもあり,都道府県及び市町村が連携して所謂「海岸漂着物処理推進法」に基づき処理を推進する方針が環境省と水産庁の連携の下で出される中で進展が望まれる。また,こうした漁業に関連する海洋プラごみの削減には,漁具について生分解性プラスチック素材の利用をはじめ回収後の処理を容易にするための漁具設計や漁具のリサイクル技術開発,またそれを促進する認証制度などの取り組みが必要となる。本シンポジウムでは,海洋プラスチックごみ問題と漁業との関わりを整理し,現状を認識するとともに,漁業活動で取り組むべき課題やその具体的な方策,さらには必要とされる技術開発などについて意見交換を行う。

 

プログラム:
10:00−10:05 開会挨拶

木村 暢夫(日本水産工学会 会長)

10:05−10:10 企画趣旨

東海 正(東京海洋大学)

 

1.海洋プラスチックごみと漁業系廃棄物を巡る最近の情勢

座長:東海 正(東京海洋大学)

10:15~10:40 海洋プラスチックごみ対策アクションプランとプラスチック資源循環

櫻井 希実(環境省海洋プラスチック汚染対策室)

10:40~11:05 漁業における海洋プラスチックごみ問題と漁業系廃棄物の処理

吉川 千景(水産庁漁場資源課海洋保全班)

 

2.海岸漂着ごみ、漂流ごみ、海中ごみにおける漁業系海洋プラスチックごみの実態

座長:清水 健一(長崎大学)

11:05~11:30 海岸漂着ごみにおける実態

小島あずさ(一般社団法人JEAN)

11:30~11:55 沿岸、沖合域の漂流ごみ、海底ごみにおける実態

内田 圭一(東京海洋大学)

 

11:55~13:00 休憩

 

3.漁業による海洋ごみ回収の取り組みの事例

座長:内田 圭一(東京海洋大学)

13:00~13:25 宗像における漁業者による海洋ごみ回収の取り組み

権田 幸祐(一般社団法人シーソンズプロジェクト)

13:25~13:50 八戸港SDGs宣言 底曳網による回収の取り組み

野田 一夫(八戸商工会議所水産業部会)

13:50~14:15 地方自治体でのアンケートの結果およびそこからみた取り組みの課題

入江 正己(三洋テクノマリン㈱)

 

14:15~14:25 休憩

 

4.漁業系廃棄物のリサイクルなど処理や漁具への生分解性素材利用などの技術開発とその促進に向けて

座長:塩出 大輔(東京海洋大学)

14:25~14:50 廃棄漁網を原料としたリサイクルの現状と可能性

玉城 吾郎(リファインバース㈱)

14:50~15:15 漁網のマテリアルリサイクルと海洋資材のバイオプラスチック化の試み

熊澤 泰生(ニチモウ㈱)

15:15~15:40 海洋プラスチックごみ、漁業系プラスチック廃棄物を再生利用した製品のエコマーク認定基準について

漣 友行(公益財団法人日本環境協会エコマーク事務局)

 

15:40~15:50 休憩

 

15:50~16:50 総合討論

座長:東海 正(東京海洋大学)

16:50~17:00 閉会挨拶

綿貫 啓(日本水産工学会 企画担当理事)

 

 

リンク 2021年度秋季シンポジウムポスター(PDF形式)

 

 

【CPD認定】

本シンポジウムは,土木学会のCPD認定を取得しています。

土木学会認定継続教育プログラム

認定番号:JSCE21-1309(単位5.4)

 

認定の手続き等につきましては,シンポジウムの当日にご案内いたします。なお,土木学会のCPD単位が,他団体が運営するCPD制度に認められないことがあります。申請団体に事前にご確認ください。

 

 

問合せ先

国立大学法人 東京海洋大学  東海 正,塩出 大輔

e-mail:JSFE2021sympo@gmail.com(※@を半角に変更して下さい)

TEL:03-5463-0477(直) FAX:03-5463-0399

 

 

カテゴリ:会告・ニュースレター-日本水産工学会の行事