2014/12/08

平成26年度日本水産工学会冬季シンポジウム概要報告



 12月6日(土)に東京海洋大学・品川キャンパスで開催されました平成26年度日本水産工学会シンポジウム「水産インフラの長寿命化の推進に向けて」には,全国から約120名のご参加を賜りました。社会的に注目されているテーマを扱った本シンポジウムの会場は満席となり,急遽椅子を追加するほどの盛況でした。
 講演では,漁港施設や漁業集落排水施設の健全度評価方法,診断技術,ストックマネジメント事業,補修・修繕工法に関する議論が行われました。また,漁場施設については施設の長寿命化という視点より,機能の発揮状況の継続が指摘されました。
 講演者の方々とご参加いただきました皆様には,活発なご議論を含めて深く感謝いたします。
 なお,これら講演の内容につきましては,会誌に掲載して会員の皆様にお知らせする予定です。これを機会に,さらに議論が深まりますことを希望いたします。

綿貫 啓(日本水産工学会 企画担当理事)

<会場の様子>


水産庁 西崎 孝之氏
「漁港施設等の長寿命化について」


(一社)水産土木建設技術センター 内山 裕三氏
「水産基盤施設ストックマネジメントの導入・実践と課題」


(独)水産総合研究センター水産工学研究所 金田 拓也氏
「漁港のコンクリート構造物に対する簡易機能診断手法の開発・導入」


(一社)漁港漁場新技術研究会 吉田 倫夫氏
「漁港施設の鋼構造物に関する老朽化診断と保全対策」


(一社)全日本漁港建設協会 牛田 久善・三輪 啓司氏
「漁港施設の補修・修繕工法の開発・導入」


(一財)漁港漁場漁村総合研究所 伊藤 靖氏
「漁場施設の機能保全における課題」


(一財)漁港漁場漁村総合研究所 大賀 之総氏
「漁業集落排水処理施設の老朽化診断と対策」


総合討論の様子


総合討論で発言する大竹会長


約120名の方にご参加いただき満杯となった会場


企画委員会 委員長 酒井久治氏より閉会挨拶

カテゴリ:日本水産工学会の行事