2013/09/23

平成25年度日本水産工学会秋季シンポジウム「漁船漁業の省コスト化に向けた技術開発の現状と展望 ~漁船の省エネルギーに向けた技術開発~」

平成25年日本水産工学会秋季シンポジウムを下記要領で開催することになりましたので,ご参加下さいますようご案内申しあげます。
日  時 : 平成25年11月1日(金)13:30~17:05
場  所 : 東京海洋大学楽水会館(108-8477東京都港区港南4-5-7)
コンビナー: 酒井久治(東京海洋大学),明田定満(水産工学研究所)
参加費:500円(事前申し込み不要,当日支払)
懇親会:参加費5000円(事前にsecretary@jsfe.gr.jp宛にお申込みください)会場 東京海洋大学学生会館
趣旨
 平成20年夏,1バレル当たり147ドルまで急騰した原油価格は,その後の景気後退による需要の低迷等により40~50ドルまで低下したが,平成23年頃から再び100ドル台を突破して,現在も100ドル台で推移している。エジプト,シリアなどの中東諸国の政情不安,BRICsに代表される経済発展が著しい国々の石油需要や円安の影響などにより,今後も原油価格は高値で推移することが予想され,平成20年の高値まで急騰することも懸念されている。
 漁船漁業はサンマ棒受網漁業やイカ釣り漁業に代表されるように,生産コストに占める燃料費の割合が高い産業である。そのため,原油価格の高騰は,漁家経営に多大な影響を与えることから,漁家経営の安定には,燃料消費の削減を図る省エネルギー型への転換が必要不可欠であり,そこから省コストを達成する必要があろう。本シンポジウムでは,漁船漁業の省エネルギー技術の開発とその普及の取り組み状況,生産コストに占める燃料費の削減に向けた漁船工学的な省コストについて報告して戴き,原油価格が高騰する現状を踏まえて,漁船漁業の燃料費削減に繋がる喫緊の省エネルギー,省コスト方策を中長期的な展望から議論したい。

プログラム
 13:30-13:35 開会           日本水産工学会会長    大竹臣哉
 13:35-13:40 趣旨説明        コンビナー        酒井久治
 13:40-16:20 話題提供(各話題30分(質疑込)、途中休憩10分)
  (1)漁船の省エネルギーに向けた取り組み

東京海洋大学 酒井久治

  (2)漁船の燃料消費量の見える化による省エネ気運の醸成

水産工学研究所 溝口弘泰・長谷川勝男・山越康行・明田定満・渡部俊広

開発調査センター 伏島一平

  (3)がんばる漁業復興支援事業による省エネ漁船の建造

水産工学研究所 長谷川勝男・升也利一・山崎慎太郎・松田秋彦

  (4)サンマ棒受網漁業におけるLED漁灯を用いた省エネ化について

(一社)海洋水産システム協会 酒井拓宏

  (5)漁船漁業の省コスト化に繋がる新たな漁具漁法技術

ニチモウ株式会社  熊沢泰生・平山 完・伊藤 翔

 16:20-17:00 総合討論
 17:00-17:05 閉会           日本水産工学会企画委員長 山根 猛

 懇親会;17:30-19:00 東京海洋大学 大学生協食堂

 シンポジウムへの事前申し込みは不要です。また,参加費は一般500円,学生無料です。当日受付でお支払い下さい。
 懇親会には,事前申し込み(連絡先:secretary@jsfe.gr.jp)をお願いします。参加費は5000円です。会場は,東京海洋大学学生会館の大学生協食堂です。
 なお,当日は東京海洋大学の学園祭が実施されています。

 シンポジウムに関する問い合わせ先:
  東京海洋大学 酒井久治(03-5463-0484,sakai9@kaiyodai.ac.jp)

カテゴリ:会告・ニュースレター-日本水産工学会の行事